●相対力指数(RSI)
RSIは相場の買われ過ぎ、売られ過ぎを示すテクニカル指数であり、日本でも相対力指数と呼ばれ人気のある指標です。
RSIの数値は、100%に近いほど買われ過ぎ、0%に近いほど売られ過ぎを示します。
一般に70%以上では売り、30%以下では買いだといわれます。
もっとも必ずしも上記の見方が通用するわけではなく、トレンドが発生している場合などでは、70%以上や30%以下の数字が出ることは少なく、逆にトレンドの終了を示唆しているとも考えられます。
RSIに限らず、オシレーター系のテクニカル指標は、相場に大きなトレンドが発生していない「もちあい状態」では、非常に有効といえますが、相場に異常値が出ることは良くあるため、単純にRSIの数字だけを見て売買するのではなく、トレンドを良く見極めて取り組むことが大事です。
 
  ●ストキャスティクス(Stochastics)
ストキャスティクスは、買われ過ぎ、売られ過ぎを読み取り、さらに%K(Kライン)と%D(Dライン)という2本の線の相関関係との2つを併用する形を取っています。
Kラインの数値は直近の終値が過去5日間の価格変動のうちで、相対的にどれ位のレベルにあるのかを示しています。
Kラインの数値の読み方は70%以上の数値が買われ過ぎ、30%以下が売られ過ぎとなります。
Dラインは、Kラインの数値をさらに3日間で修正した数値で、Kラインより滑らかな動き方をします。
売買ポイントとしては、Dラインが70%以上になったときは売り、30%以下では買いとなります。特に85%以上での売り、15%以下での買いは信頼性が高いといわれています。
また、KラインとDラインが上方もしくは下方で交差した場合も重要なサインです。
つまり、Dラインが70%以上の時にKラインが下へ突き抜けた場合は売りサイン
Dラインが30%以下の時にKラインが上へ突き抜けた場合は買いサインとなります。
 
  ●MACD
MACDは、移動平均・収束・拡散トレーディング手法(Moving Average Convergence/Divergence Trading Method)のことです。
MACDは、移動平均線から算出された「MACD(実線)」と「シグナル(点線)」の2本の罫線をつかって売買のタイミングを見るテクニカル分析です。
買われすぎている状態では、2つの罫線とも上方に位置し、売られ過ぎている状態では、下方に位置することになります。
売買タイミングの見方は、MACD(実線)が点線のシグナルを上抜くポイントが、「買いサイン」とします。一方、シグナルがMACD(実線)を下抜くポイントを「売りサイン」とします。ただし、できれば、買いサインは価格が十分に下落した状態で確認できるものを、また売りサインは十分に上昇した状態で確認できるものを参考の対象にすべきでしょう。
 
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