テクニカル分析とは

 テクニカル分析の分析手法

 トレンド系とオシレーター系

  @ トレンドとは

  A サポートとレジスタンス

  B 天井と大底

  C ドル/円の変動幅

 トレンド系の価格分析

  @ 移動平均線

  A パラボリック

  B ボリンジャーバンド


 オシレーター系の価格分析

  @ 相対力指数(RSI)

  A ストキャスティクス

  B MACD


 

テクニカル分析とは、過去の値動きを分析することで、将来の価格がどう動くかを予測する相場分析手法です。

相場予測の方法としては、大きくファンダメンタル分析とテクニカル分析の2つに分けられます。
相場は、最終的にはファンダメンタルに沿った動きをするといわれますが、投資家にとっては過程を無視して結果だけを論じても意味がありません。
また、相場は、大衆心理によって動くことも多く、必ずしも論理的に動くとはいえません。
さらには、ファンダメンタル分析の基になる統計の数字は、誤差があって当たり前の世界であり、データ集計時期と発表時期にズレがあることを気にとめておく必要があります。


テクニカル分析は、マーケットに関するリアルタイムの情報は、ファンダメンタル・人々の心理を含めてすべての情報が価格に反映されているとの考えに基づいています。
また、過去に起こったパターンは未来にも起こりうるはずとの信念から、価格の動きに一定のパターンを見出すことで、未来を予測しようと考えます。
一方では、過去は過去であり、未来を予測するものではないとの考え方や、価格は、何ら規則性を持たずにランダムに動くとのランダム・ウォーク理論から過去の値動きやパターンを分析することには、何の意味もないとの見方も有ります。
しかし、過去の値動きと将来の価格には、厳密にいうと関係はないかもしれませんが、人間心理というものは、10年経っても100年経っても大きくは変わりません。

例えば、暴落局面や暴騰局面で投資家が取る行動は、今も昔もそうは変わらないでしょう。そのため、市場は、一見、ランダムに動いているように見えますが、人間もしくは人間が設計したプログラムに従って売買が行われ、その結果として価格が形成される以上は、確率やパターンを分析することで、将来の予測精度を上げることが出来る可能性が有ります。


テクニカル分析には、大きな相場の流れを判断する「トレンド系」と価格変動のブレや相場の加熱度を判断する「オシレーター系」の2つに大別されます。
トレンド系・オシレーター系とも、完璧に相場を予測できるわけではなく、またそれぞれに特徴がありますので、トレンド系で、大きな相場の流れを見極めた上で、実際の仕掛けどころをオシレーター系で判断するというような使い方をすることが大事です。
 
■テクニカル分析の分類例(クリックすると詳細が表示されます。)
  価格分析 価格以外の分析 出来高分析
中長期 トレンド系 時系列 ローソク足
移動平均線
パラボリック
ボリンジャーバンド
タイムサイクル OBV
逆ウォッチ曲線
非時系列 P&F
カギ足
新値足
   
短中期 オシレーター系 時系列 相対力指数(RSI)
ストキャスティクス
MACD
売買ローテーション ボリュームレシオ
パターン分析 一目均衡表
ギャン理論
チャートパターン
サイクル分析 エリオット波動
回帰分析
アストロジー
(上記の分類は代表的なものです。)

* 一般的に、トレンド系はどちらかというと中長期な分析に適していて、オシレーター系は短期的な予測に適しているといわれています。


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